「トスカーナの贋作」アッバス・キアロスタミ監督

「友だちのうちはどこ?」

「そして人生はつづく」

「桜桃の味」

などなど大好きな映画を撮ってきたキアロスタミ監督と、はたまた大好きな女優さんであるところのジュリエット・ビノシュがコラボ!ってことで必ず観ないといけないでしょうってことで行ってきた。。。

ビノシュといえば、「トリコロール」の「青の愛」が好きですが、

「ポンヌフの恋人」も良いですねー。

「存在の耐えられない軽さ」のビノシュもかわいいですよねー。

「嵐が丘」もありました。

一般的に有名なんは「ショコラ」とか

「イングリッシュ・ペイシェント」ですかねー。

キアロスタミって、なんか素人さんを使うことが多いのですが、これはめずらしいケースですね。
あらすじとしては「贋作」という本を出したイギリス人作家がイタリアのトスカーナでギャラリーを経営しているフランス人(ビノシュね)と出会い。本のテーマである「本物」と「贋作」についての議論を繰り広げていくわけです。
ところが、とあるカフェで夫婦と間違われたことをきっかけとしていきなり夫婦を装い始めるのですわ。

最初は夫婦ゲームっぽいなんかかなーと思っていたら、なんかだんだん熱を帯びてきて、ちょっとした言い争いとかでも嫌に板についてきて。。。。
いきなりそういう展開に?!
うおー!これって、ひょっとしてサイコホラー系な何かなんかか?!
いや、でもカフェの会話の伏線によると実は本当はなどと思っているうちにそういう結末ですか?!

結局はあらゆることが永遠に謎。。。
鐘の乱打が美しいキアロスタミ的エンディング。。。

キアロスタミ監督は「テーマにしたかったのは永遠に問題が終わらない男女関係」「この映画の中では、一つのカップルが二つの状況を演じている。前半は男女が知り合っていく様子。後半は結婚して何年か過ぎた状態。その間に一体何があるのでしょう。何が変わるのでしょうか」等々言っているそうですが、いろんな解釈ができてしまう。。。

「本物」「贋作」のハザマだけでなく、男と女のハザマ。仕事と女のハザマ。妻と母のハザマなどなど突きつけられます。
また、含蓄に富んだオトナの男女の会話がものすごい。
オトナな男女がみていろいろ考えられる映画でしょうかね。

あとはトスカーナの美しい街並みを!

ドライブシーンの前半の街中のシーンもなんだか幻想的で。。。

前半のおかんキャラなビノシュもある意味衝撃的。
でも、相変わらず美しいです。
ビノシュ様~。
カットの関係で素っぽいビノシュ様やらおしゃれしたビノシュ様やらと正面から向き合えるのはなんか得した気分でした(笑)

英語・フランス語・イタリア語が乱れ飛ぶってのも語学マニアにはうれしい映画。

あ、書き忘れてますが主演の男優さんはバリトンオペラ歌手のウィリアム・シメルだそうです。映画初出演らしい。


One Response to “「トスカーナの贋作」アッバス・キアロスタミ監督”

  1. [...] 10位: 「トスカーナの贋作」アッバス・キアロスタミ監督 キアロスタミとビノシュのコラボ映画です。 [...]

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