ブラックスワン(ネタバレあり)

ブラックスワンです。
ネタバレしてます。
もう1年近く前に観た映画ですが(笑)、感想などまだ書いてなかったのでいまさら書きます。

主人公のニナ(ナタリー・ポートマン)のバレエ団は「白鳥の湖」を公演することになってるんですね。監督トマスはそれまでのプリマ、ベスを引退させて代わりにニナを抜擢するというところから始まります。

さて、唐突ですがここで「白鳥の湖」をざっくりと(笑)
プリマが演ずる白鳥姫オデットは悪魔ロットバルトによって、昼間は白鳥、夜は人間の姿に戻ると言う魔法をかけられているのです。
そんな折、城では王子ジークフリートの花嫁を選ぶための舞踏会が催されようとしています。まだ結婚したくない王子は白鳥の住む湖に狩りに出ます。そして、湖で白鳥たちが娘たちの姿に戻るのを目撃し、その中でもひときわ美しいオデット姫と恋に落ちます。王子は姫に魔法がかけられていることを知ります。その魔法は、王子が姫に永遠の真実の愛を誓い、裏切らず結婚をすることによって解けると知り、王子は姫に永遠の愛を誓うのです。
そして舞踏会当日、世界各国の踊りが繰り広げられているところへ、悪魔の娘オディールが現われます。それは悪魔が魔法を使ってオデットのように似せていたニセモンなのに!つうか色ちゃうやん!バレバレやん!「志村!うしろ!!」って言いたくなるくらいですわ(笑)てゆうか黒い方がエ、うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp

あ、失礼しました。とにかく、オデットはその様子を見ていたわけですわ!カーテンの向こうで!んで、オデットはショックを受けつつ湖に戻ります。悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆きつつ、急いでオデットのもとへ向かうのです。
 オデットに謝りたおしてるところに、悪魔が現れ、王子は戦いを挑みます。
 さて、このあとのエンディングには色んなバージョンがあります。
 オリジナルでは悪魔を倒しても魔法は解けず絶望した2人は湖に身を投げるが、しかし天国で結ばれるというもの。また、悪魔を倒すことで魔法が解けてハッピーエンドというものもあります。
 本作では前者のエンディングのようです。

 さて、この「白鳥の湖」の特徴の一つですが、通常はオデット(ホワイトスワン)とオディール(ブラックスワン)は同じプリマが演じます。基本的に衣装の色が違いますが、純粋無垢なホワイトスワンと、悪魔的なブラックスワンと性格も異にしています。

 この映画はこの辺りを上手く使っています。
 で、ストーリーに戻りますが、ベスの引退記念パーティでは同時にニナのプリマ抜擢するのですが、その時、別室(というかロビーで)ニナはベスに「あんた監督と寝たのか?」などとインネン付けられます(笑)
このあと「トウシューズに画鋲!」程度の話が展開するのかと思ってたのですが、もっと恐ろしいサイコスリラー的なドロドロ!CGなどを駆使して恐ろしげな幻覚や痛そうな自傷などがてんこ盛り!ひー!!!

 さて、ナタリー・ポートマンといえば、レオン!

 そのためか「統派・清純派」のイメージが強いわけですが、まさにそのまま役になったような正統派優等生的なニナなのですが、そんなニナはホワイトスワンは完璧に踊れてもブラックスワンでは官能的な演技を出せない。
 そんなニナが自分の殻を破るのを助けようとする監督。意図は良いかもですが、やってることは単なるセクハラ(パワハラ)親父じゃないかという疑惑も(笑)
 同僚のリリーは、監督トマスがブラックスワンのお手本だと言います。エキゾチックで官能的な色気を発散させています。冒頭のベスとのやり取りが遠因となったのかどうか知らないですが、リリーに奪われようとしているという幻覚とも現実ともつかないもろもろの事象が起こっていきます。
 また母親は母親で、実は昔バレエやってたけど、結局プリマにもなれず、ニナを孕んで夢半ばで引退するという過去を持っており、その反動か娘に過度の期待とプレッシャーを与えます。しかも過干渉まで入ってるという。。。

 これらが複雑に絡み合ってニナを追い詰めるのですが、ニナもニナで必死に打ち破ろうとします。しかしながら本番までどんどんエスカレートして、幻覚も激しくなっていきます。本番当日もどうみてもあかんやろこれ!というぐらいに追い詰められ、母親も非情な手段に出てまで食い止めようとします(お母さんヒドス)

しかし、本番!
すさまじいまでの演技を見せつけます。
本番強すぎ!アマオケかよwwww

踊りもすさまじい!鬼気迫るもの!
人格変わったんか!殻を打ち破ったんか!つうか人ちゃうやんけ!
この踊りに関してはボディダブル論争さえも巻き起こしてましたが(笑)、ま、観てたらなんとなくわかりますわね(笑)
身長もちゃうよね?多分www
なんとなく小柄やし、それに練習時の映像はなんとなくドンクサイけど、舞台では明らかにすばしっこかったしwwww

ちなみに本当に踊っていたのはサラ・レーンというプロのバレリーナで「スタント」扱いだったのでもめてたとか。
まー、でも、それは契約の時にちゃんと詰めとかなやなwww

さて、エンドロールでは「リリー/ブラックスワン」と出ていました。
上で殻を破ったのか?と書いたのですが、実は分裂してたんじゃないかとも思ってしまう(笑)それを裏付けているかも知れないのは、2幕のあとのニナの楽屋にリリーの幻覚が現れ、ニナはリリーのお腹を刺したのですが、ブラックスワンの演技(3幕)が終わって楽屋に帰ってくるとなぜだか刺されていたのはニナ自身のお腹!

この辺りは謎です。

さて、ニナの劇団では白鳥の湖のエンディングは悲劇ヴァージョン。
湖に身を投げるのところは舞台から奈落へと落ちるという演出。もちろんマットで受けます。
 上に書いた通り、腹部を刺されて血吹き出ているような状態なので、恐らくは失血死しているのですが、その表情が実に素晴らしいものでした。達成感に満ち満ちた満足げな笑顔。恐らくは天国でハッピー!この辺りも白鳥の湖のストーリーをうまく取り入れてますね。

 さて、全編を通して流れるチャイコフスキーの白鳥の湖ですが、特にクライマックスへ向けて盛り上がる感じが、映画のストーリーと一体となって盛り上げていましたね!
まさに怒涛の勢い!
こんなにも白鳥の湖を効果的に聞かされると、白鳥の湖をじっくりと堪能したくなっちゃいますよね!
なんと絶好の機会があるのです!
演奏する側でも聞く側でもよろしければどうぞ!

http://i-amabile.com/concert/davai6

この演奏会についてはまた今度詳細にご紹介しますね。


3 Responses to “ブラックスワン(ネタバレあり)”

  1. [...] 先日書いたブラックスワンでも題材とされていますね。 [...]

  2. これ、まだ書き込めるんですかね…

    この映画、音楽がほんとに効果的に使われてたと思います。終盤、公演本番の楽屋場面で、白鳥湖メインテーマの伴奏だけが流れてたのってお気づきでした?オーボエがなくて弦だけの。聴いた瞬間「ああ、白鳥がいない!ここにはもう、オデットは居ないんだ!」て強烈に気づかされました。あれがストーリーの中で何を意味するのかは今でも良くわからないのですが、とにかく衝撃的で記憶に残っています。

  3. ひみつねこ on 7月 4th, 2014 at 3:10 pm

    これ、今気付きましたwwwwwwwww
    いやー、久しぶりに投稿しようとして管理ページ開けたんですよねーwwww
    楽屋場面は幻覚と戦うあたりですかね?
    2幕の途中でしたっけね?
    もはやうろ覚えですが。

    とにかく音楽がすごかったですね。
    チャイコフスキーって時代を超えて訴えかけるもの持っていてすごいと思います。

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