オーケストラ・ダスビダーニャ第20回演奏会のご案内

さてみなさんお待ちかねのオーケストラ・ダスビダーニャ第20回演奏会は以下のような次第です。

オーケストラ・ダスビダーニャ第20回演奏会
日時:2013年3月3日(日)13:00開場 14:00開演
すみだトリフォニー大ホール
ショスタコーヴィチ
バレエ組曲より抜粋
(ワルツ、ギャロップ、etc.…)
交響曲4番 作品43
指揮者 長田雅人(常任指揮者)

さて、ショスタコーヴィチといえば、交響曲第5番などに代表されるような、社会主義リアリズムの象徴的な作風が有名であり、体制に迎合したソ連のプロパガンダ作曲家とさえも言われています。

しかしながら、交響曲第4番は違います。
当時の社会背景として、ソヴィエトで革命が起きたとき、それまでの保守的な美術が破壊され、その後に起こったのは前衛的なロシア・アヴァンギャルドと呼ばれるものでした。しかしながら、1930年代に入ると、労働者階級にある一般大衆にわかりやすく世界の「現実」に対する目を開かせ、革命や社会建設のために働く労働者を鼓舞するような芸術をつくる、いわゆる「社会主義リアリズム」という流れが出てきて、党の方針として採択されました。

ショスタコーヴィチも初期の作品では、かなり前衛的な作風を見せていました。
交響曲第2番では、サイレンも出てくるわ、シュプレヒコールも出てくるわな上に、しかも27声部におよぶウルトラ対位法などという音楽上もかなり過激な音楽です。

歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の中の性暴力を音楽で表現したという「ポルノフォニー」なんてのもあります。

弦楽八重奏のための2つの小品のスケルツォなんかもかなり激しいですな。

このように前衛的だった上述のソ連内の転換期にショスタコーヴィチも無縁でいられなかったのですね。
歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』やバレエ『明るい小川』がプラウダ批判の対象になってしまったのです。
この頃に書いていたのが、交響曲第4番でしたが、発表をやめてしまって有名な交響曲第5番を先に発表したのですね。
この5番はみなさんご存知の通り社会主義リアリズム全開の作品でして、党幹部からも歓迎されて名誉を回復していったとされます。
まー、ゆーても、実は毒が埋められているなどという解釈なんかもあったりして一筋縄ではいかないという見解もあるんですが(笑)
それはいずれということでとりあえずは4番の話。

編成としてはかなり巨大なもので、スコアの指示通りだとすると134名必要なくらいです。
内容的には以前、日比谷公会堂で行われたショスタコ祭りでは「ヘビメタシンフォニー」などと紹介されるとんがりっぷり!トーンクラスターも多用していますし、第一楽章のプレストの狂気なフガートはスコア指示によるテンポどおりでは演奏不可能とさえも言われるくらい過激なもの。

またかなりいろいろな音楽のパロディーがちりばめられています。
もっともわかりやすいのはマーラーで、この交響曲の作曲中、ショスタコーヴィチはマーラーの作品に熱中していて、手元にマーラーの第3交響曲と第7交響曲のスコアを置いていたそうです。他にもモーツァルトの魔笛やベルクのヴォツェックなどもちょっぴり顔を出します。

みなさんがよくご存知の社会主義リアリズムなショスタコーヴィチと違ったショスタコーヴィチをお楽しみいただけるかと思います。

以前日比谷公会堂で行われたショスタコ祭りの4番を担当したのは東フィルでした。
東フィルといえば筋金入りのショスタキスト、荒井英治さんですな。当然このときの担当は荒井さん。
この気合の入りっぷりはすさまじいものでした。
いつ椅子から落ちてもおかしくなかったです。



さて、アマチュアの演奏会は一般的年に数回の演奏会に何ヶ月もかけて準備をして全力を傾けるために、プロによるものよりも情熱的であるなどと言われています。
ショスタコを演奏するために集まっているダスビダーニャには情熱でこれを超えられるのかどうかにも期待です(笑)
普通の人間には無理な気もしますがwww

この下にも紹介されています。
過去の演奏会の歴史などもあります。

http://i-amabile.com/concert/dasubi20

もしご興味を持たれたらご連絡下さい。
無料の招待券をご準備します。

指定席なため、ご希望の席になるかどうかは保証しかねます。。


One Response to “オーケストラ・ダスビダーニャ第20回演奏会のご案内”

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